心療内科医

何かとストレスが多く、競争社会で心身が疲弊しがちが現代社会では、多くの人がストレス過多によって何らかの症状を呈すようになり、ストレスなどで心と身体にトラブルや症状が出る心身症について専門的に診察を行う心療内科の必要性は高まっています。「病は気から」と言われるように心に受けた様々なダメージから病気が発症しているため、ウイルスが原因となる病気とは根本的に違い、治療は短期で治るものもあれば、非常に長い時間を要するものまで様々あり、心療内科医は患者さん一人一人の症状の重軽度やケースによって、カウンセリング、生活指導、薬物療法、心理療法、理学療法、精神分析療法などで治療に当たります。

最近は年齢や生活環境にかかわらず、非常に多くなっているのが「うつ病」です。心の病気とはいえ、言葉としてオープンに使われていますが、意外にも会社の同僚や友人など身近な周りの人が、うつ病で苦しんでいる現代です。一口にうつ病と言っても、その程度は様々で病院へ行かなくても自力で克服できるような軽度のものから、病院に入院したり、カウンセリング療法のため通院が必要になる中・重度のものまであります。

うつ病の症状の初期段階では、身体がだるい…、食欲がない…、夜眠れない…、などといった程度のため、日頃の疲れと考えて病院へ行かないケースがほとんどです。しかしそのうちに、会社に行くことができない…、起き上がることができない…、無気力…、など症状が悪化していくため、早い段階で心療内科医の診察を受けることが大切とされています。

外科や内科のように病気の症状が決まっており、医学的療法によって回復・改善に努める診療科目と違い、心療内科では患者さん一人一人状態把握からスタートし、治療方法も画一的ではありません。まずはカウンセリングで自分でも心の病と気付いていない患者さんの原因を探ります。

症状が軽度の患者さんには、栄養は身体にはもちろん精神にも様々な影響を与えるものであるため食事内容、身体の様々な修復を行うために必ず必要な睡眠時間、活動時間と休息時間のバランス点から運動などの生活習慣を見直し、改善するよう促します。

また薬物療法として薬を処方することで、気分が上向きになる、ストレスをそれほど感じないようになる、または精神を落ち着かせることもあります。その他にもマッサージ・電気療法・温熱など物理的治療法から心を癒す理学療法、対話、教示、暗示、催眠、精神分析、さらに訓練などを通して、精神的な部分へ働きかけ患者さんの認知と行動に変化をもたらす心理療法、などがあります。

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