耳鼻咽喉科医

耳鼻咽喉科とは、耳、鼻、咽頭、喉頭、口腔、などの疾患の治療を専門とする診療科になります。人の顔にあり視覚、聴覚、臭覚、味覚をつかさどる器官である目、耳、鼻、口という感覚器官は生活していく上でとても大切な役割を果たしています。例えば耳は音を聴きバランス感覚に働き、鼻は匂いを感じ取る器官として嗅細胞と呼ばれる粘膜がエーテル臭、樟脳臭、ジャコウ臭、花臭、ハッカ臭、刺激臭、腐敗臭の7種類の臭気を感じ取ります。そして舌は口に入れた物の味を感じ取り、味わい、口に入れた物が危険かどうか判断する機能を果たします。

生きていく上でそれぞれの器官が大切な役割を持つため、これらの器官が病気になると日常生活に大きな影響を与え、ケースによっては患者さんのQOLを著しく低下させることもあります。

耳・鼻・口に関わる病気には内耳の異常によりめまいの発作が繰り返される「メニエール病」、細菌やウイルスの感染により耳の中耳部分に炎症が起こる「中耳炎」、風邪の細菌副鼻腔に感染し繁殖する「急性副鼻腔炎」、発作的にくしゃみ・鼻水・鼻づまりの3大症状を繰り返す「アレルギー性鼻炎」「花粉症」「血管運動神経性鼻炎」、睡眠時に突然呼吸がとまることが10秒以上続くような現象が繰り返される「睡眠時無呼吸症候群」などがあります。

医師とは人体を知り尽くし人の生命を守るプロフェッショナルな職業です。治療のために行われる、手術、縫合、X線照射、投薬など体内に接触(身体的侵襲)をともなう治療・医療行為は、医師だけに認められる絶対的な権利であり、人の生命は医師の判断とその手にゆだねられると言っても過言ではないでしょう。病気やケガがもたらす耐え難い痛みや苦しみから患者さんたちを救い、健康というかけがえのないものを守る医師という職業には、他の職域にはないヤリガイはもちろん、プロフェッショナル性、社会的貢献性、安定性、大きな憧れと魅力があります。

医師は、医学部在学中は医学・医療を広く総合的に学びながらある程度専門性を絞り込み、研修医期間中に外科・内科・産婦人科・小児科・精神科など自分の進みたい診療科で働きながら、自分の適正を判断し最終的に診療科を決定しいてきます。

耳鼻咽喉科というと耳・鼻・口に特化しているため、マイナー、マニアックな診療科のイメージがある人も多いようですが、人間の五感のうち、三感に関わることができる領域であるため、感覚器のスペシャリスト性に魅力を感じて耳鼻咽喉科の医師を目指す医師も多いようです。また単に耳・鼻・口といっても脳や神経系と関連するなど複雑・繊細な領域です。さらに患者さんのQOLに直結する診療・治療から大きなヤリガイを得ることができます。

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